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• レイ・ブラッドベリ　／伊藤典夫　訳　『二人がここにいる不思議』（新潮文庫）

短編集。
おなじみのブラッドベリ節。
ハヤカワや創元でなく新潮文庫というのがちょっと不思議。
それとシモネタがある。
あまりイメージじゃないんですけど。
それもまた永遠の男の子感覚なんでしょうか。

ところで
晶文社の『たんぽぽのお酒』夏になると読みたくなって
何度もトライしたのですが
まだ一度も読了したことがないのです。
いつも途中までで。
永遠に読めないノロイがかかっているんだと思います。

• 井上靖『あすなろ物語』（新潮文庫）

初・井上靖。

自伝的な小説。
『あすはヒノキになろう」とする（けれどなれない）「あすなろ」。

いろんな意味で意外な内容でした。
もっとさわやかな、少年の成長物語を想像してたのね。
主人公は最初、少年として登場、
成長物語ではあるんだけども。