購入
- 大橋弘『からまり』(ながらみ書房)
第一歌集。
名前も知らない人で、古本で気になって購入。
よかった。
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救われたいという顔をしている私さえこうして渋谷を東へ進む
エスカレーターそのすべすべにつかまればきらいなきみの匂いがするよ
まっすぐな真夏のたばこきみは吸うつかのま生死を明滅させて
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- ユアグロー/ 柴田元幸 訳『ケータイ・ストーリーズ』(新潮社)
ユアグローが東京で一番驚いたものは「ケータイ」だった。
(アメリカでは携帯は電話機能しか使われていないらしい)
新潮社の携帯サイトで連載されたケータイ小説シリーズ。
内容は相変わらずの寝覚めの悪い悪夢風超短編。
そして、ユアグローも柴田さんも携帯を持ってない。(少なくとも出版当時)
- 川上ユキ『独り暮らしをつくる100』(文化出版局)
内容もいいんですけど絵も好きです。
『カエテミル』をひとり暮らし初心者向けに特化。
ひとり暮らしベテランでもなるほどと思うこと多数。
- 吉田修一『ひなた』(光文社)
「JJ」連載『キャラメル・ポップコーン』を改題。
「JJ」にこんな連載が…?
意外です。
どうでもいいけどゲイのひとがよく出てくるよね。吉田修一。
いや、ミステリ作家が実際に犯罪事件に遭遇するわけではない。
SF作家が宇宙に行ったりタイムトラベルしたりはしないし超能力もない。
もちろんハーレクイン作家が大富豪や王様や海賊と波瀾万丈の恋をするわけでもないんですよ。
二丁目のほがらかな人々がゲイ小説よりゲイ的と言ってた。
(ほぼ日で)